
うららかな光に誘われる、
備中の春。
梅、桃、桜、菜の花、
レンゲと
花の粧いも艶やか。
春風にそっと揺れる
無垢な花の姿と
漂う春の香りに、
こころも和みます。

きらきらと
ものみな輝く、
備中の夏。
陽光をさんさんと浴びて、
目にも優しい野山の緑。
空は青く、
真っ白な雲の雄大さと
瀬戸内の海
わたる風に
一服の涼をおぼえます。

自然が織りなす景色に
感嘆する、
備中の秋。
緑に黄色に紅色に
錦彩る野山が魅せる
色彩のうつろい。
耳をすませば、
可憐に響く虫の音。
茜色の黄昏空のもと、
落葉運ぶ高梁川に
秋の風情を感じます。

静かに山眠る、備中の冬。寒中の厳しさのなか、
雪景色の清らかな白さに
きりりと身もひきしまり、
何よりも、
人々のこころの温かさに
よろこびが募ります。
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